「マタニティ・グレイ」 著:石田衣良
お散歩で図書館に行ったとき、目に留まった本。
娘の寝ている合間を縫って、2日間で読み終えました。
女性誌の編集者としてばりばりに働いている女性が予期せぬ妊娠。妊娠がわかってから、社会へのモノの見方が大きく変わる女性と、その周辺にいる人をすごくリアルに描いている作品でした。
主人公の女性の働いているシーンを読んでいると、自分が働いていた頃が急に懐かしくなり、早く職場復帰して働きたい気持ちになってきました。
また、会社の制度的な側面や古い体質への批判があり、これで困っている人は多いのだろうなと想像しました。
さらに、社会からの妊娠・出産に対する見方についても欧米と比較して描かれていたりして、同じ妊娠・出産でも考え方が違うのだなあと思いました。(たとえば発熱の時、日本ではあたためるよう言われますが、欧米では熱なのだから冷やすようにと言われると聞いたことがあります。)
自分が出産を経験したからこそ、いろいろと感じるものがあるのかもしれません。
なんだか娘がおなかの中にいた日々が、懐かしくなりました。
産んだ直後は、「出産なんて二度とごめんだ!」と思っていましたが、最近は「もう一人欲しいな」と思ってきました。赤ちゃんって、すごくすごくかわいいです。
育児の合間のブログ投稿ですが、三日坊主にならないよう、マイペースにいろいろ記録していこうと思います。